中3の通知表
引っ越しの見積もりが朝8時から来るというので、深夜0時すぎから片付けと掃除してたら夜が明けてましたおはよーございます。
深夜の片付け中にありがちな…
昔の思い出の品が出てきてつい見入ってしまう現象。
中学校の通知表が出てきたよ。
3年生の時のものだけ捨てずに保管していた。
成績はさておき(笑)、
担任の先生からのコメント欄を読み返して、なんだか懐かしくもあり嬉しく心強い気持ちになった。
人間というのは、歳をとって大人になるごとに自分とはどんな人なのか、どこが長所なのか、どんどん分からなくなるような気がする。
社会人になれば仕事で怒られたり注意されるのが当たり前で、誰かに褒められる機会も減っていく。
小さい子どもは、よく食べてよく寝てよくうんこして元気に過ごすだけでも褒められたりするので非常にうらやましい。
かなりあの中学時代は、
目立つわけでもなく普通に校則を守り授業態度も真面目だった。
それゆえに、“そこだけ”が切り取られて自分の評価になっていることが腹立たしかった。
特に中2の時の担任はそうだった。
例のコメント欄にも、
「時間や規則を守り、何事にも真面目に取り組みます。3年生になってもこの調子で頑張りましょう」
そーいう風なことしか書かれなかったと思う。
ただの表向きの行動しか評価されないことにイライラした。
3年生の担任だった先生は、他の先生達とは何か違ったなあと思う。
当時まだ25歳の保健体育の先生で、初めて生徒を卒業させると言っていた。
生徒に好かれようとかではなく、良い先生を演じるでもなく、生徒個人の“本質”を見ていたように感じる。
高校進学の件に関しても、他の先生達はかなりあの学力で行けるギリギリの学校ばかり勧めてきた。
実際クラスメイトもそういう選び方をしていた。
かなりあは、以前の記事にも書いた多香美と一緒に農業高校へ進学したいと考えていた。
進路相談の際、それを恐る恐る担任に伝えると
「いいと思うよ〜。ガリガリ真面目に勉強するのはアンタに合ってないよね(笑)
農業高校行って、自然豊かな環境で自分が興味あることをのびのびやるのが向いてるんやない?」
良い意味で驚く返答だった。
この時に、初めて中学校生活の中で自分の内面が“認められている”と思えた。
そんな中3の時の先生にもらった通知表のコメントは、この先の人生を生きていく上でのお守りと自信みたいなものになると思う。
先生はかなりあのことなんてもう覚えていないと思うけど、今後も自分をこういう風に見てくれる人がいるかもしれないことを忘れないようにしたい。
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