【ワイス式】スイスの孤児少女前世

初めての前世療法で出てきた過去世について書いていきます!

↓前回の続きになります


いよいよセッション本番。
頭からつま先まで、順に筋肉の緊張をゆるめ脱力させる。
次にお花や小川などイメージしながら、催眠状態に誘導されていく。

セラピストさんの低めの声が心地良い。

確か誘導の中に、「かなりあさんのお母さんの件のヒントになるような前世を」というような文言を入れてくれたと思う。


最後は霧がかかった森の中にいるイメージをした。


セラピストさんに
「だんだんと霧が晴れていきますよ。するともうそこは、あなたの前世です」

そう言われると、少し焦りが出てきてしまった。
これが催眠状態!?
本当に前世なんて見えるのか!?と思うほど、自分の意識がはっきりしていたから。



ここからは、セラピストさんとかなりあの対話形式で書いていくよ!
会話をすべて覚えているわけではないので、多少補完。
( )内はかなりあの思考。

セ…セラピストさん
か…かなりあ



セ「森の霧が晴れてきました。どこにいますか?何が見えますか?」

(あら?まだ森の中におる?でもさっきと木の種類が違う?気候もさっきと違うイメージ…)


か「木があります」

セ「どんな木?」

か「幹がまっすぐで、すごく高いです。ちょっと岩もあるような、高原みたいな気がします」

セ「気候はどんな感じですか?」

か「よく晴れてます。風があって、少しひんやりする気もするけどとても気持ち良いです」

セ「あなたの足元を見てみましょう。何を履いてますか?」

か「スカートです。深い緑色で膝より少し長そう。裾のほうには、ぐるりと一周お花や草模様の刺繍があります」

セ「視線を上げて。上半身はどう?」

か「白い前掛けみたいなのをしているような…?はっきりと見えません」

セ「手には何か持っていますか?」

か「お花を持ってます。黄色と赤っぽいのを2輪」

(たぶんこの山?にお花を摘みにきたんやろうなあ)


セ「では、あなたの顔を見てみましょう。どんな髪、瞳の色ですか?」

か「髪は茶色がかった金髪です。ゆるいウェーブで、肩より短いボブだと思います。
瞳の色は青が混じったような緑です。すごく険しい顔をしてます…」


(まさかのヨーロッパ人!?これは自分の願望ではないのか?前世はヨーロッパ♡とか憧れるやん?
でも最初の説明で見えたものを疑わないように念押しされたし、自分の感覚を信じよう…。

しかしなんであんなに険しい表情をしているのか…
っていうか、前世を“見る”ってめちゃくちゃ不思議な感覚!!
全然知らないはずのことなのに、なぜか“わかる”しぼんやりイメージが浮かぶんやな!)




セ「その人は何歳ぐらいですか?」

か「11歳ぐらいに見えます」

セ「名前や西暦、国や地域はわかりますか?」

か「名前と西暦はわかりません。国は雰囲気がスイス?のような気がします」


名前はわからんけど、このブログではスイスちゃんってことにしよう。



セ「では、今いる所を離れてみましょう。どんどん歩いて」

か「獣道みたいな所を通って、下に降っていきます」

セ「どんな場所に着きますか?」

か「町に戻ります。石畳で、木造の建物があって、小さい町だけど必要なものはだいたい揃いそうな気がします」


もうこのあたりから悲しくて泣きそうだった。
猛烈に不安で悲しくて泣きたいのを我慢している時の感覚に襲われて、喉がキューッと締まるみたいに痛い。

セラピストさんにまだ誘導されていないけど、スイスちゃんがどんな状況にあるのか、あんなに険しい顔をしていた理由も、なぜかすでに分かってしまった。




 
セ「その町の、あなたはどこに行きますか?」

泣きそうで、少しの間喋れなかった…。

セ「感情が来てますね。大丈夫ですよ」








か「…お母さんが病気です。家に帰ります…。少しでも元気になってほしくて、さっき摘んだお花をプレゼントします

セ「かなりあさんのお母さんと同じ、精神的な病気ですか?お花を渡した時どうだった?」


か「精神的なものじゃないです。肉体的な病気です…。
家に帰るとお母さんはベッドから起き上がってくれます。
お花を渡すと、嬉しそうに少し笑います」


セ「お母さんはどんな女性?そして家の中はどんな風?」


か「お母さんは背が高くて、髪はストレートで肩より長いぐらい。目の色は同じです。
家の中は狭くて、家具もシンプル。必要最低限の物しかなさそうです」


セ「髪はあなたと似てないんだね。この人は現世でもお母さん?」


か「そんな気もするし、違う気もします…」


肝心なところがはっきりしなかったw



セ「それでは今から3つ数えると、この前世で一番重要なシーンに飛びますよ。
3、2、1!

あなたは何歳になりましたか?何をしていますか?」



もうまたここで泣きそうになった。

か「年齢は同じです。あれから何ヶ月も経ってません。
お母さんが亡くなりました…。
この日もとてもよく晴れてます」

セ「お母さんが亡くなって、何を思っていますか?」


か「ひとりになってしまった…。ママがいなくなって、これからどうやって生きていけばいい?」


スイスちゃんがベッドで亡くなった母親の横に座り、涙を流しながらふと窓のほうを見るビジョンが見えた。


まぶしいぐらいに晴れて外の世界は明るいのに、なんで私はこんなに悲しい目に遭うんだろう…。

孤児になってしまったスイスちゃんは、泣きながら窓の外を見てこう思っていたのが伝わってきた。


このシーンを見ている時の感覚、アニメ「フランダースの犬」でおじいさんが死んでしまった時のネロを見ているようだったよ…(ノд・。)
(世代じゃないのになぜか知っている笑)



そして最後は、スイスちゃん自身が亡くなるシーンを見に行く。


セ「亡くなる直前、あなたは何歳ぐらいで、何をしていますか?」

か「おばあちゃんになってます。ベッドで横になっています。老衰で死ぬのか?特に体調が悪いようには思いません。
隣の部屋には夫らしき人がいますが、あまり気にかけてくれる様子がないです…。寂しい」


このスイスちゃんの前世は、“孤独感”がテーマだったのかなぁ?という気がした。





セ「かなりあさん、この前世では11歳でたった1人の肉親であるお母さんを亡くしましたね。
かなりあさん自身が11歳前後の時、どんな出来事がありましたか?
あまり考えず、ふっと出てきたことを教えて下さい」


か「両親が離婚しました」



母の実家がある他県に引っ越すことになり、小1以来ずっと仲良くしていた友達(以下=夏ちゃん、仮名)と離れるのが残念だった。

それに、保育園から同じ同級生の中で育ってきたのに、今さら知らない都会の学校に通うなんぞムリーーー!と思っていた。

しかしだんだんと考えは変わっていくもので、転校も悪くないかもなぁ、都会にはキラキラした可愛いお店がいっぱいあるし、案外楽しいかも♪
という感覚になっていった笑


5年生の夏休み、最後に夏ちゃんの家で遊んだ日はお互い大好きな手芸をしたのを覚えている。

夕方かなりあの母が迎えに来ると、居間で何やら母と夏ちゃんのお父さんが話し込んだ。

大人のおしゃべりは長いなぁ〜〜と思いつつも、夏ちゃんと遊ぶ時間が延びてくれてありがたかった。


いよいよバイバイする時も、けっこうあっさりでこれが最後という気がしなかった。


でも、帰りの車の中だったか家についてからだったか覚えてないが、母から聞かされた話に衝撃を受けた。


母「夏ちゃんね、かなりあが転校するのを知ってから落ち込んで、ご飯も食べずにずっと自分の部屋に閉じこもっていたらしいよ。
かなりあの近くに行きたいから、中学を卒業したら一人でここを出て、寮のある高校に入るって言い始めたんだって」


これを聞いて自分のアホさ加減に呆れた(T_T)

友達が自分のために引きこもるほど悲しんで将来の進学先まで決めようとしているのに、引っ越すことにちょっとウキウキし始めていた自分を殴りたくなったよ…

(それにまだ小学生なのに高校のことまで考えている…なんて夏ちゃんは大人なんだ。
かなりあなんて、「うんこの形したソーダ味の飴がほしい」とかそんなことしか頭になかった気がする…)


この件をセラピストさんに伝えた。
もちろんうんこの飴のことは伝えてない。

セ「自分に罪悪感を持ったんですね。
でも小学5年生の女の子が、都会に出ることにわくわくする、キラキラした世界に憧れる、これってすごく普通のことですよ。
夏ちゃんは、その後どうなりましたか?」


か「手紙のやり取りを続けていましたが、私が引っ越した県に来ることはなかったです。
地元の高校に進学してうまくいかなかったようですけど、自分で転校する決意をして、その後は楽しくやっていたみたいです。
高校卒業後に1度会いましたが、それからはほとんど連絡もとっていません。
私がいなくても大丈夫になりました」



セ「そうですよね。夏ちゃんの件と、かなりあさんのお母さんのことは同じじゃないですか?
20代の女性が彼氏との同棲や都会に引っ越すことにわくわくする、これも当然のことです。
夏ちゃんは落ち込んでいたけど、最終的には自分で自分の人生を見つけたわけですよね。
かなりあさんは関東へ引っ越したことに、罪悪感を持つ必要はないんです」




セラピストさんからこんな言葉を頂いたあと、もう一度11歳のスイスの女の子をイメージするように言われた。

さっきは悲しみで終始険しい表情だった彼女が、すっかり柔らかい雰囲気になっていた!

そしてセラピストさんの誘導で、光の中で前世スイスちゃんと11歳の時のかなりあがハグするイメージをした。

スイスちゃん、ちょっと恥ずかしそうに笑っていたよ…。・゚・(ノД`)・゚・。
なんだかとても可愛かった!!

スイスちゃんのママが亡くなってから、おばあちゃんになるまでの間の人生は見れなかったけど、いろいろ大変なことがあったと思う。

でもこのセッションを受けたことで、少しでも彼女の孤独感や寂しさが癒されていたらいいなあ。


そしてセラピストさんから「関東へ来たことに罪悪感を持つ必要はない」と助言してもらってとても救われた気がした(*゚ー゚)



余談やけども、これまた世代じゃないがかなりあは「アルプスの少女ハイジ」が好き!!

スイスやアルプスの風景の写真を見ていると、
なんとも言えない懐かしさに似た気持ちになる。

かなりあ母もハイジが大好きだし、幼少の頃はほっぺたが赤かったので近所の人から「ハイジ」と呼ばれていたらしい笑

このセッションでは、スイスちゃんのママが今世でもかなりあの母なのかははっきり分からなかった。
でも親子でハイジが好き!という共通点もあるし、一度くらいはスイスで一緒だった前世があってもいいと思う!


次回はスイスちゃんの次に出てきた過去世について書くよ♪


かなりあのスピリチュアル探求

霊的真理を学び、実践しながら生きたい人のブログ。 見つけて頂いたのも何かのご縁かと思います。

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